環境パフォーマンス評価方法をお探しの方へ
JEPIXは、”大気汚染や水質汚染などの通常扱う全環境パフォーマンス項目を
統合的に捉えて単一の基準で評価する新しい環境影響評価指標”です。
JEPIXとは、Japan Environmental Policy Priorities Index(環境政策優先度指数)の頭文字で、初期バージョンから改良を繰り返し、現在は2010年版のJEPIX2010が最新です。112のPRTR対象物質を含む400種類以上もの物質を網羅しており、環境格付を理論的にサポートいます。環境負荷に対する対策の成果である環境パフォーマンスを評価するために、多くの企業が環境報告の場でJEPIXを活用しています。また、環境省の「環境報告ガイドライン2012年版」の代表的な環境効率指標の事例として記載されており、国にも認められている指標です。また、JEPIXは複数の環境負荷(環境影響)を統合した値で評価する方法を取っており、ヨーロッパで定評のあるスイス環境庁の環境希少性評価手法を応用して国際基督教大学(ICU)の宮崎修行教授をリーダーとするチームが開発した指標です。JEPIX2010は、環境経営学会資本市場グリーン化研究会で議論を重ね、最新の排出量データに基づき青山学院大学熊谷敏研究室が開発しました。